きつねうた
緋狐の肩にふりつもるあのやさしいものは 誰かを愛した 永遠の一片
波紋のようにひろがり
小さなつむじ風となって 飛び交う
風あまく 外は緋緋の雨
緋狐の爪にうつるあのかがやくものは 美麗を祈る 想ひ出の断片
よろこびであったもの 神秘的なもの いとおしいもの
おだやかに 執拗に 全身を浸す いっぱいの 慶び
よどみ渦まきせめぎあい 刻されるしるし
それは生涯で受けた一番素晴らしい贈り物
あかねいろをした夕暮れは 緋狐のやさしいさざめきで満ち満ちる
赤いイノセントの世界
詩篇 トウボウ
目論 大将軍神社東三條社狐の嫁入り野外撮影 緋狐の宵宴プラン(2019/05/30)
音楽 John Cage – Dream